隅田川堤防にボート記念碑を建立しました
9月も二週目突入です。だいぶ涼しくなって来たように感じます。
遅くなりましたが昨年からお話を頂いていました隅田川のボート記念碑が無事に完成し、9月3日に除幕式が行われました 🙂
私も後日行って写真を撮ってきましたが、結構目立ちますね。
もちろん当社で設計施工しました。
このボート記念碑の建立に至った経緯ですが、
明治時代より、この隅田川がボート競技の発端の地となり、人々はレガッタ(原動機のないボート)に熱狂していました。
偉人である夏目漱石、福沢諭吉もこの隅田川でボートを漕ぎました。
そしてこの隅田川でこのボート競技の様子を描いた歌が、皆さんご存知の
滝廉太郎の「花」ですはーるのうらーらーのー♪
歌にされるほど、この隅田川で橋の上からボート競技を応援する人で埋め尽くされるほど盛んになり、徐々に全国的にボート競技が広がりました。
しかし、関東大震災、戦争、戦後復興の陰に川の汚染、船舶往来が増え、ボート競技の熱狂は時代とともに薄れていき、1967年に漕艇庫が消えました。
それから50年近くたった今、残っているのは明治天皇もご覧になった、海軍漕艇会の記念碑のみです↓
当時の都民を熱狂で沸かせ、人々に活気を与え続けたボート競技が、後世の記憶に残らず消えていくのは如何なものか
と、ボート関係者、ボートマンOB会が立ち上がり、個人献金などから集まった資金で墨田区に要望書を提出し、この記念碑の建立に至りました。
その除幕式が9月3日に行われ、大勢のボートファン、そしてボートマンOBの方、関係者の方々が集まりました。
昭和29年ケンブリッジ大学招待レースの風景を石に彫刻しました。
こういった写真も石に綺麗に彫刻できるんです!
この記念碑への想いが刻まれています。
私が撮影に来たときも、川沿いを散歩されている方が、この記念碑を見て足を止め、ずっと眺めている方もいらっしゃいました。
反対側には・・・
スカイツリーが目の前にあります(源森橋から撮影)
墨田区に来た時は、是非ご覧くださいませ。
ブログで簡単にまとめてしまいましたが、簡単にまとめることができないほど、このボート記念碑には当時の関係者の熱い想いが詰まっております。
新聞各誌にも掲載されました。
このボート記念碑に携わることができ、当社スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
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