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G623とG500

中国産の白御影石としてもっともポピュラーなものが「G623」という石種です。

別名桜石とも呼ばれ、白と黒とピンクの石目が混在した御影石で、墓石材として非常に使用量の多い石種です。

使用実績も多く、安定した生産量で多く流通してきましたが近年は価格が高騰してきておりG623の代替となる御影石の候補がいくつかでてきました。

その中で、現時点では第一候補にあがってきているのがG500という石種です。G500はNA50とか松山石とも呼ばれていて、青味があるのが特徴の白御影石です。

写真の左がG500

写真の右がG623

並べて比較すると、G500の方が黒の粒が多く、青味を含んでいるため少し暗めに見えます。G623は白とピンクの石目があるため、明るさが目立ちます。

シックな感じで仕上げたい場合はG500、明るさを求めたい場合はG623となりますね。

G500の写真です。黒を多く含んでいるのがわかります。

G623はアップにしても黒が少なく見えますが、これも若干個体差があります。原石により黒が多く入っている場合もあるので注意が必要。

価格的に抑えられるのが、そういった個体差が多く出てしまう点もあるからですね。

石の研磨面を見る限りだと、それほど艶はかわらないように感じます。

先々の経年変化に関しては、G500はわからない部分もあります。G623も年月が経過すると表面に荒れが目立ちます(目視ではほぼわからないレベルですが)。

御影石なので、例えば崩れだすとか、ボロボロになってくるということはないとは思いますが、G500も吸水率は一般の中国産白御影石と同じ程度あるみたいですので色味の変化は避けられないと思っていただいた方がいいでしょう。

石材店により積極的に新石種を使う場合と、安定した石種以外使わない場合があります。弊社もある程度、使用実績のあるものを使っていますのでまだG623を中心としてお話をさせていただいております。しかし、色味の好みがありますので、そういった場合は新石種もご提案させていただくこともあります。

墓石に使う御影石も種類が多くありますので、詳しくはご相談いただければと思います。

 

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