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海洋散骨体験クルーズに参加してきました

海へお骨を撒く海洋散骨を行なっているブルーオーシャンセレモニーさんの海洋散骨体験クルーズに参加させていただきました。

実際に散骨を行う場所まで移動して模擬のセレモニーを行うとのことで、勝どき駅から徒歩5分ほどの乗船場に向かいました。

すぐに停泊しているクルーザーが見えてきました。

今回乗船するこのクルーザーも実際に東京湾での散骨を行っている船で、名称は「レノン号」です。レノン号は法定定員40人(キャビン着席数24人)の小型船です。1階が客室でテーブルなどもしっかりと用意されており、プランによっては会食なども可能です。2階はスカイデッキで開放感抜群です。ちなみに名前のレノン号は船長が好きなジョン・レノンからいただいたということです。

今回は模擬ということで船長の写真をかざった祭壇が船内にかざられています。故人様を偲ぶ思い出の品なども飾れます。生花祭壇も様々なタイプからお選びすることもできます。

乗船して羽田沖の散骨ポイントまで出航です。約30分ほどで羽田沖の散骨ポイントに到着予定。

散骨コーディネーターの畑山さんから注意点などの説明があり2階のスカイデッキへ移動してみました。

当日は結構風が強かったです。もちろん自然のことですので、雨の日も風の日もあります。風速15メートル、波高1.5メートル以上の場合は欠航になるそうです。風が穏やかな雨の場合は出航となるそうです。

お台場、レインボーブリッジをくぐり

大井コンテナ埠頭を抜け

羽田空港が見える散骨ポイントへ到着しました。

すごく開放感のあるエリアです。羽田空港第2ターミナルが近いため、飛行機も近くに見えました。そこで模擬散骨式の開始となりました。

散骨を実際に行う際は、そのままご遺骨を海に撒くことはできません。必ず粉骨処理を行いパウダー化して行います。日本海洋散骨協会のガイドラインに則り①遺骨の粉骨化②海岸ではなく沖に③養魚場、養殖場、航路を避ける④自然に還らない副葬品は撒かない⑤花を海に手向ける場合は花びらだけにする、などなどルール、マナーがしっかりとあります。

ガイドライン全文はこちらから

今回は粉骨したご遺骨に見立てたお塩を撒きます。ご遺骨を納めた袋も水溶性のものでそのまま全て海に帰します。その後、献花として用意された花びらを撒きます。流れが穏やかだと花びらは長時間散骨した場所に留まるとのことでしたが、今回は撒いた後は流れていってしまいました。

散骨が終わりましたら2階のスカイデッキに上がり、鐘の音にあわせ黙祷をして、散骨場所を旋回して帰船となります。

後日、散骨証明書が発行されます。それには海洋散骨をしたポイント(緯度・経度)が記されています。そのポイントをもとにメモリアルクルーズとして回忌供養などとあわせ散骨を行った海域にお参りに行くこともできます。

ブルーオーシャンセレモニーさんの東京湾での海洋散骨の流れは下記の動画からも見ていただけます。

実際に体験してみると思っていたよりも素敵な散骨セレモニーだったと感じました。いろいろなものが簡略化されがちな中で、一つの儀式として区切りをつけらえるものであったと感じます。そして暗く悲しいというよりも、最後の思い出つくりのようなアットホームな感覚もありました。

この海洋散骨体験クルーズは一般の方も参加できます。月に1回程度出航しておりますので、気になる方は一度参加してみるといいかと思います。

海洋散骨体験クルーズのご予約はこちらから

ぜひご検討してみてください。

体験会後にあった質問など気になることをまとめてみると

Q.そもそも散骨って法的に問題ないの?

当然違法ではなく節度を持って対応すれば問題はありません

ご遺骨の埋葬に関しては墓地埋葬等に関する法律で定められた規定がありますが、散骨に関しては一部の条例を除き禁止する規定はありません。

また2020年には厚生労働省より正式にガイドラインが発表され、そのガイドラインに則り実施しています。

Q.希望の海や場所に散骨できるの?

日本海洋散骨協会ではガイドラインで散骨場所を制限しています。ただし、そのガイドラインに沿った中でご希望に叶うものであれば実績のない海域でも探すこともできます。

まずはご希望の場所があればご相談ください。

Q.どういったプランがあるの?高そうだけど

船を貸し切るチャーター散骨プランや数組のご家族が乗り合う合同散骨プラン、スタッフに散骨を代行してもらう代行散骨プラン(オンライン参加可)などもあります。

一番多く選ばれるプランは合同散骨プランで、2名様ご乗船で198,000円~となります。

現在はコロナ禍で動けない方も多く代行散骨プランの需要も増えてきています。代行散骨プランは88,000円~となります。

Q.ご遺骨を自然に還したいが全てだと抵抗があるのですか?

ご遺骨をお墓に埋葬し、一部だけを故郷や好きだった海に還すこともできます。

海洋散骨のご利用者の多くはお墓は持たずに散骨されますが、9割以上の方はご遺骨の一部を手元供養という形で分骨し残します。

Q.当日はどういった服装でいけばいいの?

桟橋は公共の場であることからも、喪服の着用は避け平服でお願いしています。また、船は揺れたり滑りやすいことから動きやすい靴の着用もお願いしています。

Q.法要などもあわせてできるの?

宗教者(僧侶・導師・牧師など)にご同乗いただきご法要を行うこともできます。各宗派の宗教者のご紹介も承っております。

Q.どのくらい海洋散骨って選ばれているの?

ブルーオーシャンセレモニーは2007年の設立から現在では年間600件の散骨を実施しており、年々数は増加傾向にあります。

Qペットの散骨はできるの?

家族の一員であるペットの散骨もできます。合同散骨や代行散骨プランの場合はペット散骨可能日を設定しておりますのでご確認ください。

まとめ

海洋散骨は供養のひとつの形態である。

お墓への埋葬も、樹木葬も、海洋散骨もそれぞれ供養の形態が様々なだけで根本部分はかわりません。

ただし、散骨の場合はご遺骨が海に還ってしまうので、後悔のないようきっちりと家族でご相談してから決めてください。

 

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