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社長ブログ

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お墓の相談事は「墓じまい」ばかりではない

弊社も加入している石材産業協会より、今年行われたお墓なんでも相談室の相談内容の報告がありました。

全国で行われたが、どの地域でも「墓じまい」に関する相談が圧倒的に多いことがわかりました。

墓じまいといっても

①別の地域(近いところ)にお墓を移転する改葬に伴う撤去工事

➁その墓所の永代供養墓に移しお墓を撤去する工事

とで意味合いが変わります。

引っ越しに伴う撤去工事なのか、完全にお墓をなくしてしまうのか。

数年前までは①の改葬に伴う墓じまいが多かったのですが、コロナ禍以降は②の割合が増えてきた印象です。

 

お墓の在り方が変わってきたと感じている中、ここ最近になってそうではないご相談が弊社に数件続いてありました。

 

岩手からお墓を持ってきたい

千葉県のお寺に、先ほども書いた岩手からの改葬をするお客様がいました。その方から岩手の石塔を持ってこれないかというご相談。

墓所によっては規定で移設が禁止(民間霊園では多々あり)のところがありますが、敷地寸法や現物の状態に問題なければ移設は可能です。

岩手から千葉となると移動距離もあり、もしかすると新規で作るより移転費用の方が多くかかってしまうかもしれません。

しかし、ご先祖様が作ったお墓をできればそのままにという思いを、できれば叶えてあげたいと思います。

 

宮城のお墓を修繕したい

弊社の近くにお住いの方で、宮城にある実家のお墓の周り(外柵)がブロックでできいるため、なんとかしたいというご相談。

この埼玉の地域でもブロックで作った外柵は多々あります。もちろん弊社もそういったお墓を作っていました。

平成になってからはほぼそういった形はなくなり、ブロックから御影石に改修工事をする方も多くいました。

こちらも遠方ですが、ちょうど東北で話が続いて何かの示し合わせなのではないかと感じています。

 

五輪塔がほしい

こちらは近隣の墓所ですが、新しくお墓を作るにあたって五輪塔がほしいいうご相談。

こちらから五輪塔はどうでしょうかという提案をすることはありますが、お客様から五輪塔がほしいというのは珍しいケースです。

最近は洋型とよばれる背の低いタイプのお墓が多くなりました。震災後の倒れたお墓をTVなどで見てから、急速に洋型のシェアが増加したのです。

そうした中で五輪塔を選ばれるのは、石屋としてもやりがいを感じます。

 

墓じまいが多くなる中で

こうした今あるお墓を大切にしたい、先祖供養として一番いい形のお墓を建てたいなど、お墓に向き合う方も多くいらっしゃいます。

メディアの墓じまいを助長するような報道に惑わされず、人が本来持っているご先祖様への感謝、亡くなった人を偲ぶ気持ち。

もう一度思い出しもらいたいと願います。

この記事の担当はこちら

代表取締役社長 篠田雅央

有限会社篠田石材工業
代表取締役社長

篠田雅央

石を通じてお客様に喜びと感動をもたらす仕事をします。

1996年
第2回ニューデザインコンテスト大賞受賞
「世界地図入りピラミッド型」
2005年
第11回ニューデザインコンテスト 特別賞受賞
「映画カメラマンのレンズのついたお墓」
2013年
第19回ニューデザインコンテスト ニューデザイン賞受賞
「3本マスト帆船型お墓」

【所属加盟団体】

(社)全国優良石材店の会 元常任理事
(社)日本石材産業協会 埼玉県支部長
埼玉県石材業協会加盟
埼玉県石材業協会技能士会加盟
吉川警察署 少年非行防止ボランティア 会長
越谷地区保護司会三郷 保護司
(社)三郷青年会議所 2017年 理事長
彦成小学校 元PTA会長
元三郷市消防団 5分団3班 班長

【著書協力】

「死ぬ時に後悔しないために、今日から大切にしたい事」(すばる舎)
中下 大樹著書 協力
「笑いの化学株式会社」 (アートダイジェスト)
夏川 立也著書 協力

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