散骨って実際どうなの?
今年の秋に全国優良石材店の会(全優石)では散骨に関するアンケートを実施しました。
散骨という言葉は一般化されてきて、多くのお客様からも散骨でいいなどといった言葉もお聞きすることが増えました。
しかし、実際に散骨をする人、散骨をした人、散骨しなかった人などアンケート結果をもとに実情を考えてみたいと思います。
散骨の一般認知度は?
まず散骨という葬送方法があることを知っていますかという問いに対し認知度は87%でした。
多くの方が散骨という方法があることは知っているという結果です。やはりマスコミの影響もあり、一般化してきているという結果ですね。
実際に散骨に立ち会ったことがある?
多くの方はここが知りたいのではないでしょうか?実際に散骨を利用した、立ち会った方(予定を含め)はどのくらいいたのでしょうか?
あると答えた方は2.1%でした。
また、立ち合いなく依頼したケース(予定を含め)は3.8%という回答でした。
つまり87%は知っているし、散骨でいいと生前に言葉にはしているが実際は2~3%程度の利用という結果となります。
利用自体はまだまだ少ないのが現状ですね。散骨という言葉が認知されても一般のお墓への埋葬が主流ではあるという結果です。
しかし、自身の散骨を希望しているかというアンケートでは22.4%方が散骨を希望しているという結果も出ています。またどちらともいえないという方も41%あり、これから散骨という選択肢が増えていく可能性は大いにあります。
散骨場所はどこですか?
実際に散骨された方に、散骨された場所を聞いたところ海への散骨が45.9%と最も高い結果となりました。散骨といえば海洋散骨が一番多く、次は山林が21.6%という割合となりました。
関東で海洋散骨を行っている東京湾では、全優石調べでは年間に約3,000人が散骨されている推計されています。そして東京都の山林へは約600人との推計です。
しかし、現在は散骨に関して国のガイドラインや罰則をともなう規制がないことから、環境への影響・水産資源への風評被害を及ぼすなどの懸念が高まってきています。
最終的にどうすればいいの?
散骨という需要はアンケート結果からもわかるように増えていく傾向にあると思います。お客様からも「後継ぎがいない」「子供たちが遠くに住んでいる」「負担をかけたくない」などという声は多く聞きます。
一番大切なことは「自分一人ではなにもできない、誰かには面倒をみてもらわないといけない」ということを理解することだと思います。
それを理解したうえで、負担の少ない方法を選択する、自分一人で思い込まないで家族と相談することが必要です。
散骨という選択肢は否定しませんが、結果的に後々後悔したり、子供や親戚から苦情がくるケースもでています。散骨だからって迷惑がかからないということはありません。安易に考えた結果、よけい迷惑がかかることもあります。
だからこそきっちりと自分の意思を周りに方に伝えることが大事となります。そして後悔のない選択をしていただければと思います。
そうしてお墓にするのか、樹木葬にするのか、散骨にするのかを考えてみてください。そのお手伝いが必要であれば弊社にお気軽にご相談ください。
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