京都出張 全優石総会
先日、京都へ行ってきました。 全優石の総会に出席するためです。そんな京都の旅の話です。

全優石の総会にて
2月12日と13日の二日間、京都で行われた全優石(全国優良石材店の会)の総会に出席してきました。 全国から石材店が集まるこの会、毎回刺激をもらうんですが、今回の京都はまた格別でしたね。参加者人数は100名を超えていました。
業界の動向や新しい技術の話はもちろん重要です。でもそれ以上に、同じ志を持つ仲間たちと顔を合わせると、「ああ、やっぱり石屋っていい仕事だな」と再確認できるんです。
時代が変わっても、供養の心や石の持つ意味っていうのは変わらない。そんな熱い想いを共有できた二日間でした。

はじめての東本願寺
総会の合間を縫って、実は今回初めて東本願寺(真宗本廟)へお参りに行きました。 京都駅のすぐ近くにありながら、これまでなかなか縁がなくて。
足を踏み入れて驚きました。 あの巨大な御影堂を支える石の数々。 職業病ですね、どうしても建物の基礎や石畳に目が行ってしまう。
これだけの木造建築を支えるには、どれだけの技術と想いが込められているのか。
明治28年(1895年)の再建時に動員された石工たちの技術レベルの高さは相当なものだったのですね。当然最大級の木造建築としても有名ですが、それを支える部分。多くの技術と知恵の結晶なのでしょう。
そうして長い年月、風雪に耐えてきた石の表情を見ていると、言葉にはできない重みを感じましたね。
京都との不思議な縁
実は私、京都には少し特別な思い入れがあるんです。
今から10年前の2016年、京都のとある墓所でお墓を建てさせていただく機会がありました。関東の石屋が京都で施工するなんて、そうあることじゃない。お声がけいただいた施主様には感謝しかありません。
そして2023年、そのお墓に納骨をするために再び訪れました。ご契約いただいた施主様の埋葬です。納骨のためだけに京都にと思われるかもしれませんが、お墓を作った責任が我々にはあります。費用を考えれば赤字です。それでも行きます。それが石屋の務めでしょう。
それ以来の京都でした。
仏具屋さんでの出会いとお土産
さて、旅の楽しみといえばお土産選びですが、今回はちょっと渋いものを。
ふらりと立ち寄った仏具屋さんで、あるものに目が留まりました。 般若心経の経本です。
店主の方とお話しして、人数分購入してきました。篠田石材では毎週月曜の朝礼にて般若心経の唱和を行っています。
先祖供養のため、あるいは願い事を叶えるため。
もちろん色々な考え方もありますが、私は宗教者でもありませんので正解を伝えることはできません。
それでもお経として有名な般若心経が説く「空(くう)」の教え。 物事を高い視点から、抽象度を上げて見るということ。 自分のことばかり考えずに、広い視野を持つ。そうすれば、他者への思いやりが生まれ、自分も相手も良くなっていく。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それが巡り巡って「世界平和」につながるんじゃないか。 そんな話をしながら、スタッフのみんなに渡そうと思っています。
もちろん、それだけじゃ「社長、堅苦しいですよ」なんて言われちゃいそうなんで、ちゃんと事務員さんや他のスタッフ向けに、八ツ橋も買ってきましたよ。
やっぱり京都と言えばこれですよね。甘いもので一息ついてもらわないと。

