記憶をつなぐ「年回忌表」
先日、お寺様で打ち合わせをしていたところ、思いがけない出会いがありました。
千葉県松戸市に本社を構える寺社建築・仏具の専門企業、「翠雲堂(すいうんどう)」の営業の方が、年末のご挨拶に来られたのです。
実は2025年の初め、弊社も所属する石材産業協会埼玉支部の講演会に、翠雲堂の山口社長をお招きしたご縁がありました。
山口社長による「唯一無二の仕事」と題された熱い講演は、今でも鮮明に記憶に残っています。
(その時の様子は、翠雲堂さんのYouTubeチャンネルでもご覧いただけます)
その際、営業の方から「令和8年(2026年)版の年回忌表」をいただきました。
これは、故人様が亡くなられた年から数えて、来年(令和8年)が何回忌にあたるかが一目でわかる早見表です。お寺の玄関などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
一周忌(1年目)や三回忌(2年目)は記憶に新しいものですが、例えば「三十三回忌(弔い上げ)」となると、亡くなってから32年目。パッと思い出すのはなかなか難しいものです。

人間は、忘れていく生き物です。 しかし、これは決して悪いことではありません。悲しみを少しずつ忘れ、乗り越えていくことも、生きていく上では必要な「グリーフケア」の一環だからです。
ただ、忘れていくからこそ、大切な人を思い出すための「鍵」が必要です。 それが年回忌法要であったり、お彼岸・お盆という行事、あるいは仏壇やお墓という存在なのだと思います。
忙しい日々に追われ、つい故人を思う時間を忘れてしまうこともあるでしょう。それは仕方のないことです。
だからこそ、ふとした瞬間にこの「年回忌表」を目にして、「ああ、来年は十七回忌だな」などと思い出すきっかけにしていただければと思います。

