嫌なことほど先にやる。若い頃に教わった仕事の鉄則
早くてもう6月。2026年もいよいよ折り返し地点が見えてきましたね。

月初にカレンダーをめくり、先月はそこに書かれていた「反省は事実を受け入れる」といったような言葉が書いてあり、まさにそうだと見るたびに思っていました。当たり前のように繰り返される日常の中で、ついつい忘れがちになるものをカレンダーの言葉が思い出させてくれる。
このカレンダーは三郷市の野本商店さんからいただいたもので、毎年使わせていたただいております。
今月の教訓はなんだろうとカレンダーをめくると「その時になればやるという心ではとついに何事も成し得ない」とありました。
それを見た時に私が若い時に学んだ 「先延ばしせず、早くやるべきことをやる」ということを思い出しました。
これには、私がまだ20代後半か30代になりたての頃のある出会いが関係している。
敏腕経営者のシンプルな一言
当時、三郷での集まりで現在では広く知られている「詰め放題」などを先駆けて始めた、とあるスーパーの凄腕経営者の方とお話しする機会に恵まれた。 商売の大先輩である。私はてっきり、画期的な販売手法や技術的なノウハウ、あるいは経営の裏技のようなものを教わるのだろうと身構えていた。
しかし、その方から言われたのは驚くほどシンプルな一言だった。
「嫌なことや、分かっててすぐにやれることは、後回しにせず先にやったほうがいいよ」
発想力や技術の前に、まずは行動の順序なのだと。 この言葉は、何十年経った今でも私の頭の中に強く残っている。
私たちは仕事でも日常の生活でも、つい「難しいな」「どうしようかな」「気が進まないな」と思うことを後回しにしがちです。簡単なことや好きなことから手をつけてしまう。人間だから仕方がない部分もあるでしょう。
しかし、嫌なことを後回しにしても結局は後でやらなければならない現実は変わりません。 やれることをやらず、難しいことも後回しにしていれば、最後には「どうなってもいいや」と投げやりになり、結局はただの怠けになってしまう。
あの時の経営者の言葉は、そんな人間の弱さを見透かしたような、商売の本質を突くアドバイスだったのだと思う。
だからこそ、分かっていること、やれること、そして何より気が進まないことから先に片付ける。
元気な時こそすぐにやる
朝一番のエネルギーが余っている時間帯に、一番気の重い仕事に取り組んでしまうのが結果的に一番効率が良いのです。
石屋の仕事も同じだ。 現場での段取りや、お客様へのちょっとしたご連絡。後でやろうと思って忘れてしまえば、それはそのまま信用に関わる。
気づいた時にすぐ動く。嫌な仕事ほど真っ先に終わらせる。長年この仕事をやってきて、本当にその通りだと実感している。
今月も、これから日に日に暑さが増してくる時期に入ります。 体調管理には十分に気をつけながら、目の前のやるべきことに一つひとつ、真っ直ぐに向き合っていきたいですね。
皆さんも、今日やるべき「ちょっと嫌なこと」、先に片付けてみませんか。 きっと、その後の時間が驚くほど身軽で、清々しいものになるはずです。