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お墓掃除のやり方を伝授!簡単100均アイテム活用術

お墓の掃除ってどうしたらいいの?使用している石材の種類にもよりますが、現在の主流となっている「磨きの墓石」の掃除の仕方をお墓ディレクターが教えちゃいます。

通常のお掃除の場合は、バケツ(手桶)とぞうきんがあれば大丈夫ですが、お盆前やお彼岸、年末年始など少し丁寧に掃除をしたいという場合は掃除道具を用意しましょう。

掃除道具は100円ショップのアイテムで十分そろいます。今回は100円ショップのセリアさんで掃除道具をそろえてみました。

まずは石塔の一番上からお水をかけて表面についた砂埃などを流してください。一時期テレビなどで「お墓に水はかけてはいけない、頭から水をかけるなんてけしからん失礼だ」という話がありましたが、お掃除ということに関していえば上からまずは汚れを流し落としてあげた方がいいです。気になさる方は菩提寺のご住職に相談してみてください。また、水をかけたくない方は水を含ませたぞうきんで力をかけずに拭いてあげることから始めてください。表面に砂がついた状態で強くこすると薄い傷がつく可能性がありますので、まずは表面の砂埃等を除去することから始める必要があります。

 

文字の中の掃除

皆さんが一番気にするところが文字の中の汚れだと思います。文字の中は研磨されていないし、石目のデコボコとした部分の砂埃などがたまっていき茶色くなっていきます。ここで多く使われている掃除道具が「歯ブラシ」です。しかし、歯ブラシはおすすめしません。ブラシ面も小さいし、短いので掃除しにくいのです。

ここでおすすめなのは100均アイテム「墓石用文字溝ブラシ」です。

下の方のまとまっている方でまずは汚れている部分をごしごしとこすってください。ポイントは水をたっぷり含ませながらこすることです。

ブラシが均一ではないので、それが石目にうまくフィットして水洗いでもかなり汚れが取れていきます。そのあとは、幅広の長い方のブラシにきれいな水を含ませて、その水ごとかき出すようにこすってください。文字中に汚れを含んだ水が残らないように、きれいな水で洗い流すイメージでかき出してください。

汚れた水が残ると、また乾いたときに汚れが再付着します。できるだけ水をかき出すのがポイントです。濡れていると文字の中は黒ずむのでわかりにくいですが、乾けば清掃してきれいになった様子がわかります。

水洗いとブラシ掃除だけで、このようにきれいになりました。ブラシで掃除の場合に注意する点はペンキです。文字の中を白とか黒とかのペンキで色付けされている場合はペンキの状態を確認してからブラシを使ってください。ペンキにヒビがみられる場合はブラシでこするとペンキが割れて剥がれる恐れがあります。注意してください。

 

目地周りの掃除

お墓の接合部分にはどうしても汚れがたまります。つなぎ目は目地部(セメントやシーリング材)は水抜けも悪く水垢やコケが生えやすい場所です。

角になるとぞうきんなどで拭いても汚れが取れにくいので、この部分は掃除後も汚れが残っているお墓は多くあります。

ここでおすすめの100均アイテムが「目地ブラシ」です。目地ブラシはブラシの中央部分がとがっているため、斜めに当てると角にフィットするのが特徴です。これで接合部分や花立や香炉の接地面などをこすると汚れが落ちやすいです。

こちらも水を含ませて、あまり力を入れずに優しくこすってください。目地ブラシは少し固めですので、あまり力を入れすぎると目地のはがれにつながります。目地にあわせて一定方向に引っ張るようにこするのがポイントです。

こすったら水で流して拭きあげればすっきり落ちます。ぞうきんだとなかなかこの部分はきれいになりません。目地ブラシを活用してください。

 

掃除後の拭き上げ

磨いてある部分は濡らして固くしぼったぞうきんで拭いてください。少し力をいれて拭くと表面のざらつきがなくなり、つるっとします。

ただし、ぞうきんでは表面の水滴が残ってしまうことがあります。

お墓の汚れの多くの原因はこの水滴です。お墓に残った水滴が乾きそこに汚れが固着していきます。お掃除した際にはきれいに拭きあげてあげると、よりきれいな状態を保てます。

ここで登場する100均アイテムは「吸水クロス」です。吸水クロスは水気を吸ってくれるので水滴の残っている箇所においてあげれば、きれいに水気がなくなります。水分量が増えたら絞ってあげればまた吸ってくれます。

車の洗車のイメージです。洗車したら拭きあげますよね。それと同じでしっかりと拭きあげてください。ぞうきんだといくら絞ってもなかなか水滴までとれないのです。この吸水クロスはその点、抜群に水を吸ってくれます。

このように表面の水もきれいになくなりました。できるでけ水滴を吸い取ってあげるとシミのような跡がつくのを防ぐことができます。特に黒系に石にはおすすめします。

 

花筒の掃除

お墓の掃除が終わったら花筒の掃除もしましょう。花筒の中は枯れた花びらなどでけっこう汚れが付いています。

花筒の中の側面や底の汚れが付着しているのがわかります。水を入れて流してもなかなかこういった汚れは落ちません。

この花筒洗い用の100均アイテムは「ボトルブラシ」です。ボトルブラシは水筒やタンブラー掃除用のものです。ボトル掃除用にスポンジのものもありますが、このブラシタイプがおすすめです。

底の面の端がスポンジだと落ちにくいのと、枯れた花びらの固着はけっこう固く残るのでブラシの方が落ちやすいのです。また、花筒の側面も忘れずにこするか拭きあげてください。外側も汚れが付着していることが多いです。ここは忘れがちなので注意ポイントです。

きれいになりました。しっかりと花筒を掃除してからお花を供えてあげてください。

 

最後に

お掃除が終わってからお線香をあげてください。先にお線香をあげる方もいますが、最後がいいと思います。お線香をあげると香炉が熱を持ちます。熱を持った状態で水がかかり急速に冷えると石のヒビ割れにつながります。

お線香は一束以下を目安にあげましょう。多く入れすぎるとお線香同士で火がついて消えなくなります。燃えてしまうとこれも香炉のヒビ割れの原因になったり、香炉内に煤がつく原因にもなります。お墓参りに人数が多い場合は、本数少なくわけるか、代表者がまとめていれるのがいいでしょう。

 

以上がお墓ディレクターが教えるお掃除の仕方でした。水垢の黒ズミなどはこういった掃除では落ちません。専用の薬剤を用いる特殊洗浄が必要となります。洗剤や薬剤は知識がないと石を痛める要因となりますので、特殊洗浄は石材店にご相談ください。

ただ、普段の掃除でこういったところまでやれば十分きれいになります。お盆前やお彼岸前などに一度100均アイテムを活用してお掃除にチャレンジしてみてください。

 

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篠田石材工業
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